ワクチン接種の業務をするときは、2名から私が経験した一番多いのは7名の医師が問診や経過観察業務にあたっています。
経過観察や交代で休憩をとるのは、それこそ体育館とかで500-600名をこなす大規模会場になります。
逆に2-3人の時は基本的には問診業務をみんなで分けるというか、順番に来た方を両方でこなすことになります。
業務内容としては基本的には全く一緒です。そりゃあ、ちゃんと聞かなきゃいけない問診の人もいればそうでない人もいますが、200人位をこなすわけで、結局仕事は均等になります。
たまーに、ものすごく遅い人もいます。普通の診察であれば、丁寧でよく話を聞いてくれる先生になりますが、例えば500人を3人でこなすとして、遅い人がいて、一生懸命話を聞いたとしても、残りの二人がその分を背負わないと、スムーズに接種できません。次の予約時間もあるので、とても余裕をもっている自治体とかはいいのですが、ここぞとばかりに詰め込む自治体では、全員の医師が100%の力を出してようやくスムーズに回せます。
もちろん、医師だけでなく、受付・事前の確認・医師の問診・接種・経過観察にという流れにナチます。経過観察は、あとは帰るだけなのでいいですが、それまではどのステップでも混雑すると流れが悪くなります。健康診断とおんなじ感じだと思ってください。
で、そりゃ、おじさん医師も人間です。順番に問診しますが、受付番号などをみて、なんかおじさん医師だけ多くない?という状況になることがあります。基本的には、通す人材派遣で差はあるかもしれませんが、依頼元の自治体からは時間が同じであれば給与に差はつけないはずです。
すると、なんか、おかしいなーと思うこともあります。もちろん、みんな一生懸命ならいいんですが、ゆっくりやって、経過観察とかも業務のうちですが、勝手に先にかえっているやつとかみると、特に同じ医師会とかそういうわけではないので怒りという感情が生まれます。
遅い、遅くない、丁寧、丁寧ではない、もちろん安全に接種ができるうえで、差ができるのは当然ですが、問診が遅い人を感じるわけで、すると当然、客観的にそのお事実を把握したくなるわけです。
ちなみにおじさん医師の問診のペースは、
・ご自身で歩いて椅子がなく、立ったまま問診表を提出して接種に移るケースは1時間60人程度
・係の人が誘導してある程度事前確認はあるが着席して問診するケースは1時間40人程度
・ゆったり明らかに時間があり丁寧なのと誘導もない場合は1時間30人程度
になります。
例えば、午後3時間270名の接種があり、着席タイプの問診ですとどう頑張っても120-140人程度
しか今のところできません。それがね、例えば270人を3人で分けているのに、午前やや多いなと思って、午後は正の字で数を数えたりするわけですよ、すると125人していましたよ。
おかしいですよね、で時間オーバーなわけです。患者さんというか接種の市民のひともも予約時間より待っているわけですよ。
だれが悪いのかわかりません、自治体が欲張ったのか、欲張るといっても早期接種の期待に応えているのかもしれないです。
でも、こちらも時間契約なので、そのあとに休日なら子供をプールに連れてくとか、遊んであげたりするとか、予定もあるわけです。接種者の急変ならわかりますが、無理なのをわかったうえで、進めていくのはやはり責任者が、対応はしていただきたいです。
医師や看護師を増やすとか、接種予約人数を減らすとか、遅い医師に早くさせるとか、なんで3人いるのに1.5人分以上の仕事をしなくちゃいけないのかと思いますし、急げば当然ミスも出てくると思います。